PNFとは?

もともとアメリカの医師と理学療法士、生理学者によって、脳血管障害や脳性まひなどのよる 神経障害・筋力低下・協調性不全・関節可動域制限の改善または、日常生活に必要な運動機能を獲得・向上させるため に確立された治療法です。

現在では、ワクチンなど医療技術の発達に伴い患者数が減少したため、筋肉の使用頻度の高いスポーツに応用され、全体の筋バランス・柔軟性・敏捷性・持久力・反応時間・運動能力の低下など、スポーツ選手に欠くことのできない運動機能の改善と向上に応用でき、またリハビリテーションとしても活用されています。

特徴として

PNFは、日本語では『固有受容性神経筋促通法』と訳され、

Proprioceptive:固有受容器、つまり筋・腱・靭帯・関節を動かし、刺激することで細胞内部が刺激を感受することを意味します。

Neuromuscularとは、神経と筋に関すること。

Facilitation:促通とは、あらゆる自然過程を促進し、高めること。つまり、刺激に対してより容易に反応しやすくなることを意味します。

つまり筋・腱・靭帯・関節・神経などを刺激することによって、それらの機構の反応を促通し、人間が自らを守ろうとする自然過程を刺激する方法のひとつです。

PNFの運動パターンは、らせん的・対角線的な動きを特徴とし、スポーツや作業、日常生活動作などにみられるような運動と類似しています。

また、このらせん的・対角線的性格は、骨格系や関節および靭帯の構造が、らせん的・回旋的であることからも一致しています。

有効例

  • 脳血管後遺障害
  • 神経障害
  • 整形疾患(投球障害肩・捻挫・椎間板ヘルニア・腰椎分離症など)

PNF上肢パターン

肩から腕にかけてのPNF_1

肩から腕にかけてのPNF_2

肩から腕にかけてのPNF_3